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BOLIVIA+生産者の住む地域ってどんなところ?

                                                

BOLIVIAってどんなところ? La PazCochabambaSanta CruzTarijaSucre

   
BOLIVIAってどんなところ?
       
   
       
    私は日本の3倍も広く、各地に多様な文化があるボリビアの一部しか知りません。
その偏った知識でボリビアを説明させていただきます。

都市の人々と農村部の人々の生活はだいぶ様子が異なります。

文化面では、各民族が独自の文化を(失われつつあるようですが、、)残しています。
農村部の各地には、独自の模様を持つ織物・衣装、土着音楽、踊り、祭りがあります。

都市の人々は欧米化された生活と言えるでしょうか?
しかし、フォルクローレというボリビアの民衆音楽は、都市の人々にも受け入れられています。

ボリビア人はお祭り好きで、オルーロのカルナバルをはじめいつもどこかで祭りがあるような気がします。
多種多様な各地に起源をもつ踊りを、出身地に関係なく皆、踊りたいものを踊るのです。
阿波踊りのように、隊を作り、踊りながら練り歩きます。
    ボリビアの踊りモレナーダ
ラパス起源の踊りモレナーダ20Kg〜30kgほどもある衣装です。
ボリビアの踊りトバス
トバスは低地ジャングルの方の踊りです。
軽快なステップて高くジャンプして踊ります。

         
   

ここ数年は大統領がすぐ変わってしまい、政情不安定な時もありますが、南米の中では治安がいい方です。
政治・ビジネスの中心は、欧米の血を引き継ぐ人々が支配している感じがあります。
残念ながら、貧富の差はかなりあるのです。

暮らしてみてひしひしと感じるのは、
「同じ街に住んでいても、経済的に裕福な人々と先住民の血を引く経済的に貧しいと される人々がなかなか友人として交わろうとしない。」
ということです。
ただ、外国人である私がその両者の間に入って、交流のきっかけを生むことはできるのでは ないかと思って、いろいろ企画中です。

   
             
             
             
   
PUENTEが関わる
生産者の暮らす地域
       
             
             
             
   
La Paz・ラパス
       
             
    ラパス都市部
ラパス農村部
       
             
   
ラパス都市部
       
             
    行政上、実質首都機能を持っています。(憲法上はスクレが首都です。)
ラパスと言えば、標高が高い!空気が薄い!寒い!です。
といっても湿気がないので、日本の冬の方が骨身にしみる寒さです。
標高は3000〜4000Mほどあり、直射日光はするどく、
日本の3倍ぐらいの紫外線の量だと、紫外線の計測器で測った日本人が言っていました。

直射日光があたれば、日中は暖かく、日がかげれば寒い。
昼はTシャツの人も夜はコートや皮ジャンでばっちり着込む感じです。
    すり鉢状のラパス
ラパスのアルティプラノからすり鉢状に降りていくと中心街に着きます。
 
             
    ラパス都市部は大きく三つに分かれます。        
             
    EL ALTO エルアルト
中心街
ソナスール(南地区)
       
             
   
EL ALTO
       
             
    アルティプラノと呼ばれる4000Mにある台地です。
アンデス山脈の中に平らな台地が広がっています。 近年急速に拡大している地域で、 農村部から移り住んできた人たちが多く住んでいます。
ボリビアが情勢不安定になる時には、ここの住民がまず立ち上がることが多く、 道路封鎖、デモ行進などを行います。
エルアルトで道路封鎖が行われると、エルアルトからすり鉢状にえぐれたところにある 中心街、さらにそこから下って標高3200Mぐらいのソナスール(南地区)の人々は、 他の都市やエルアルトにある空港への道を失い、ガスや食料などが止められ、 物資が届かない状態になります。
       
             
    PUENTEの生産者        
    :        
    QUANTATI(カンタティ)
SENOR DE MAYO(セニョール・デ・マヨ)
PUCARA(プカラ)
は、エルアルトに拠点を構え、エルアルトの人々や
他の県を含む農村地帯に住む人々がメンバーです。
       
             
   
中心街
       
             
    中心街は、すり鉢状の底にオフィスや役所などが集まっています。
街は坂だらけ、空気が薄いのに大変です。
標高3600Mぐらいですが、緑もちゃんとあります。
すり鉢の上の方に上がっていくほど、家は小さく、簡素に崖にへばりつくように建ち、 道は舗装されていない急坂となり、経済的に貧しい人々が住む地域となっていきます。
    サンイシドロバホ地区
生産者団体ヤナパシ サクサニの地区サンイシドロ
 
           
    PUENTEの生産者      
           
    YANAPASI SXAUANI(ヤナパシ サクサニ)
EL CALMEN(エル カルメン)
の人々はそのような地域に住んでいます。
     
             
   
ソナスール(南地区)
       
             
    中心街から車で20分〜40分ほど降りたところにあります。
ラパスでは標高が低い方が、暖かいし、空気があるので高級住宅地となります。
大きな、ゴージャスな家に、お手伝いさんが調理担当、掃除・洗濯担当、
子供のお世話担当というように複数人働いていることはめずらしくありません。
ただ、その賃金はかなり安いのが実情です。
       
             
   
ラパス県の農村部
       
             
    ラパスは標高の高いアンデス山脈地域から、一気に降りて低地まで、地形の変化が激しいところです。
ラパス都市部の北側のアンデス山脈では、アルパカが生息しています。
    ラパスチチカカ湖
ペルーとの国境沿いにあるチチカカ湖
葦で作った船です。

ラパス農村部の昼食の様子
チチカカ湖へ行く途中のCalacota村のお昼の様子:食料を持ち寄り、みんなで食べあうスタイルをアフタピといいます。
 
         
    PUENTEの生産者    
         
    PUENTEの人気商品:タリスキア村コインケース・ペンケースを生産者は、
ラパスの街からバスで12時間も離れた
Munecasムニェカス郡Ayatayaアヤタヤ市Tarisquiaタリスキア村の人々です。
この地域の人々は主にケチュア語を、一部の人がアイマラ語を話します。
雨季には、道路が悪く街まで上がって来れないため、その時期の商品の納品は
いつになるか検討がつきません。今年も注文の半分が納品されないまま、雨季になります。

ラパスの北、BATALLASバタリャス市CALUYOカルヨ村の人々は、藁でカゴを作っています。
農業の傍ら、副業で商品を生産しているため、4月〜5月の収穫の時期、
10月〜11月の種まきの時期は農作業に大変忙しく、生産量は落ちます。
   
             
             
             
   
COCHABAMBA・コチャバンバ
       
             
   

コチャバンバはラパスからバスで7時間ほど、アンデス高地から下ってきた 標高2600Mに位置し、寒くもなく、蒸し暑くもなくすごしやすい気候です。
世界的に有名なフォルクローレグループ「カルカス」はコチャバンバ出身です。
コチャバンバ県自体は、アルティプラノから、低地のチャパレ地方まで 気候も多様です。
私は最初のボリビア滞在10ヵ月はコチャバンバ県のアンデス高地の中の農村部で、 あるNGOの調整員をしていました。

コチャバンバの街は食の街とも言われ、
朝起きてコーヒーなどの飲み物とパン、10時半ごろちょっと軽食、
12時過ぎに日本人のお昼の2倍ぐらいの量の昼食、
3時のおやつに8時頃の夕飯、最後に夜食。
というぐらい食べる人もいるのです。

    コチャバンバ熱帯
コチャバンバの街から6時間ほど
南東に行くとチャパレ地方、チモレ地方の
熱帯地域になります。
 
         
    PUENTEの生産者    
         
    陶器のComunidad Wiñayコムニダ ウィニャイ(街近郊)
手編みもののAraniアラニ村の女性グループ(街から車で1時間ほど)

また、低地で蒸し暑い熱帯に属するCarrascoカラスコ郡Chimore チモレ市
(バスでコチャバンバから6時間ほど)のAMACHIアマッチの
女性グループはヒピハパという植物でインテリア小物を編みます。
   
             
             
             
   

SANTA CRUZ・サンタクルス

       
             
    熱帯のサンタクルスは近年急速に商業、工業、農業地域として発展しています。
天然ガスも大量にありボリビアの経済を引っ張っているのではないでしょうか?
もともと欧米の血を引く人々が多くすんでいるところで、
ラパスやコチャバンバ、ポトシなどの高地に住む人々をコーリャと呼び、自分たちと区別しています。
    サンタクルス郊外タブラダ
サンタクルス郊外のTABRADA村
 
         
    PUENTEの生産者    
         
    PUENTEが関わる生産者はサンタクルスの都市から離れた熱帯地域で生活する
アヨレオデ編み手協会の人々(アヨレオデ族のガラバタバッグ)

チキターニョアクセサリーを生産する
APIASERTUR (アピアセルトゥール)(San Antonio de Lomerio市)
   
             
             
             
   
TARIJA・タリハ
       
             
    タリハといえば、ボリビアの南に位置し、アルゼンチンと国境を接することもあり、
アルゼンチンの文化の影響があり、ワインがおいしく、気候は暖かいというイメージです。
    タリハのアンデス高地
アルゼンチン国境近くのタリハ県PASAJE地域
 
         
    PUENTEの生産者    
         
    タリハのイメージとはまた違う、タリハも貫きアルゼンチンまで延びるアンデス山脈/アンデス高地
フラミンゴが舞い降りる湖のある PASAJE(パサヘ)地域に暮らすグループ"TAJZARA"(タフサラ)
タリハの街から車で3時間ほど、アルゼンチン国境に近い地域です。
手紡ぎ、天然染め、手織のストールを織っています。
   
             
             
             
   
SUCRE・スクレ
       
             
    チュキサカ県の中心スクレは憲法上の首都であり、
町並みは古く白い壁にスペイン瓦が映えるきれいな街です。

スクレから車で1時間半ほどいくと、タラブコという街があり、
その地域の人々は今も自分たちの衣装を身にまとう人が多いのです。

タラブコの女性の織る織物は、大変細かい模様で、私が見たことのある中でボリビア一の細かい織物です。
自分たちの生活を表現した模様は一つ一つに意味があり、興味深いです。
プフリャイという勇敢な踊りがあります。
       
             
    PUENTEの生産者        
             
    スクレ郊外に住む10名のグループARTEHUATANA(アルテウアタナ):マクラメストールの生産者です。